貴族の時代が終わり、武士の時代が始まります。
平安時代の後半、武士が力を持ち始めます。
やがて源平の争いが起こり、1185年に平氏が滅びます。この戦いを描いたのが、国語で学ぶ『平家物語』です。
1192年、源頼朝が征夷大将軍になり、鎌倉幕府が成立しました。
幕府と武士は、御恩と奉公で結ばれていました。
13世紀後半、元寇が起こります。
しかし、これが幕府の衰退を招きました。
1333年、鎌倉幕府は滅亡します。
1338年、足利尊氏が室町幕府を開きます。
この時代の文化は、今の日本文化の源になっています。
| 文化 | 内容 |
|---|---|
| 金閣 | 足利義満が建てた。豪華 |
| 銀閣 | 足利義政が建てた。簡素で深み |
| 書院造 | 床の間、たたみ、ふすま → 和室の原型 |
| 能・狂言 | 観阿弥・世阿弥が大成 |
| 茶の湯 | 後に千利休が完成 |
| 水墨画 | 雪舟が大成 |
書院造は、今の和室そのものです。たたみ、ふすま、床の間。この時代に形ができました。
1467年、応仁の乱が起こります。
戦国時代は、下剋上の時代でした。下の者が上の者を倒して力を得る。家がらより実力がものを言ったのです。
この時代、ヨーロッパとの接触が始まります。
鉄砲は、戦いを一変させました。個人の武勇より、集団戦術と経済力が重要になったのです。
3人の武将が、統一への道を進めました。
| 人物 | 主な業績 |
|---|---|
| 織田信長 | 鉄砲を活用、楽市楽座、比叡山焼き討ち |
| 豊臣秀吉 | 天下統一、検地、刀狩 |
| 徳川家康 | 関ヶ原の戦いに勝ち、江戸幕府を開く |
信長は、古い秩序を壊しました。
秀吉の政策は、社会のしくみを変えました。
この兵農分離が、江戸時代の身分制度の土台になります。
1600年、関ヶ原の戦いで家康が勝利。1603年、江戸幕府が開かれました。
江戸幕府は、約260年続きました。なぜこれほど長く続いたのでしょうか。
参勤交代には、大きな効果がありました。
また、身分制度で社会を固定しました。
そして、鎖国という政策がとられます。
この安定が、長い平和をもたらしました。
平和が続いたことで、庶民の文化が花開きます。
| 分野 | 代表 | 内容 |
|---|---|---|
| 浮世絵 | 葛飾北斎、歌川広重 | 庶民が買える版画 |
| 俳句 | 松尾芭蕉 | 『おくのほそ道』 |
| 歌舞伎 | 市川団十郎ら | 庶民の娯楽 |
| 人形浄瑠璃 | 近松門左衛門 | 人形劇 |
| 国学 | 本居宣長 | 『古事記伝』 |
| 蘭学 | 杉田玄白ら | 『解体新書』 |
浮世絵は、後にヨーロッパの画家にも影響を与えました。
庶民が字を読めたことが、次の時代の力になったのです。
一方で、問題も蓄積していきました。
武士の時代を、大きな流れでとらえましょう。
共通するのは、「どう支配を安定させるか」という課題です。
ただし、安定には代償もありました。
この点が、次の時代「明治維新」につながっていきます。
室町と鎌倉を逆に覚える。
鎌倉 → 室町 → 戦国 → 江戸。幕府の所在地で覚えると整理できます。
勝ったのになぜ弱まるか疑問。
防衛戦で土地が得られず、恩賞を与えられなかったためです。
まったく交流がなかったと考える。
長崎・対馬・薩摩・松前の4つの窓口がありました。管理された交流です。
Q1 御恩と奉公とは何ですか。
A 将軍が土地を与え、武士が戦いで奉仕する関係です。
Q2 刀狩の目的は何ですか。
A 一揆を防ぎ、武士と農民を分けるためです。身分の固定につながりました。
Q3 参勤交代の効果を2つ言いましょう。
A 大名の財力を弱めることと街道や宿場が発達することです。
Q4 近くに城や城下町の名残があるか調べてみましょう。
A 地名や道の形に、当時の面影が残っていることがあります。
700年という長い期間を扱うため、混乱しやすい単元です。幕府の所在地(鎌倉→京都→江戸)で整理すると、順番が覚えやすくなります。
年表を作る活動もおすすめです。手を動かすと流れがつかめます。
城や城下町、寺社など、実物が残っている場所は多くあります。旅行の機会に訪れると、歴史が身近になります。
室町文化が今の和室や茶道、能につながっていることも、興味を引く話題です。「たたみの部屋はこの時代にできた」と知ると、日常が歴史とつながります。
江戸時代の識字率の高さは、教育の大切さを示す例です。庶民が字を読めたことが、次の時代の発展を支えました。