6年 英語 英語で夏の思い出を話そう

英語で夏の思い出を話そう ── went・ate・sawは時間旅行の言葉

「海に行ったよ」「花火を見たよ」。すんだことを英語で話すときは、動きの言葉が過去の形に変身します。go→went、eat→ate、see→saw。まるで別の単語みたいですが、これこそ思い出話に欠かせない「時間旅行の言葉」です。

「行った」はgoじゃなくてwent

まず、この単元でいちばんよく使う文から見てみましょう。

I went to the sea.(私は海に行きました。) I went to the summer festival.(私は夏祭りに行きました。)

「行く」はgoなのに、「行った」はwent。英語では、すんだこと(過去)を話すとき、動きの言葉そのものが過去の形に変わります。日本語が「行く→行った」と最後を変えるのに対して、英語のgoはまるごと別の形になるのが面白いところです。

元の形過去の形意味
gowent行く → 行った
eatate食べる → 食べた
seesaw見る → 見た
enjoyenjoyed楽しむ → 楽しんだ

enjoyedのように最後にedをつけるだけのタイプと、went・ate・sawのように形がガラッと変わるタイプの2種類があります。小学校で出てくるのは数が限られているので、上の4つをまずセットで覚えてしまいましょう。

思い出の定番4文セット

夏の思い出スピーチは、次の4つの文型を組み合わせるとかんたんに作れます。

I went to the mountains.(山に行きました。) I ate watermelon.(すいかを食べました。) I saw fireworks.(花火を見ました。) I enjoyed camping.(キャンプを楽しみました。)

went(どこへ行った)→ ate(何を食べた)→ saw(何を見た)→ enjoyed(何を楽しんだ)の順に言うと、それだけでまとまったスピーチになります。行き先・食べもの・見たものを自分のものに入れかえて、オリジナルの思い出話を作ってみましょう。

入れかえ候補
行った場所the sea(海)/ the zoo(動物園)/ my grandmother's house(祖母の家)
食べたものwatermelon(すいか)/ shaved ice(かき氷)/ curry(カレー)
見たものfireworks(花火)/ stars(星)/ dolphins(イルカ)
楽しんだことswimming(水泳)/ fishing(つり)/ camping(キャンプ)

感想をひとこと足そう

事実だけでなく感想を足すと、聞いている人に気持ちまで伝わります。感想の文もとてもシンプルです。

It was fun.(楽しかったです。) It was delicious.(おいしかったです。) It was beautiful.(きれいでした。) It was exciting.(わくわくしました。)

「It is 〜.(〜です)」の is が過去の形 was に変わって「It was 〜.(〜でした)」になっています。ここでも「過去の話では動きの言葉が変身する」というルールが働いているのです。

覚え方のコツ

「した文(went / ate / saw / enjoyed)+感想文(It was 〜.)」を1セットにしましょう。「I ate watermelon. It was delicious!」のように、2文セットで言うと、スピーチが一気に生き生きします。

友だちの夏休みを聞いてみよう

自分が話すだけでなく、友だちの思い出をたずねる言い方も覚えましょう。

A: How was your summer vacation?(夏休みはどうだった?) B: It was great!(最高だったよ!) A: What did you do?(何をしたの?) B: I went to Okinawa. I saw beautiful fish. (沖縄に行ったよ。きれいな魚を見たんだ。)

「How was 〜?(〜はどうだった?)」は感想をたずねる言い方、「What did you do?(何をしたの?)」はしたことをたずねる言い方です。この2つの質問ができると、思い出話のキャッチボールが続くようになります。

相手の話を聞いたら、「Sounds nice!(いいね!)」「Wow!(わあ!)」「Me too!(私も!)」のようなあいづちを返してみましょう。あいづちがひとこと入るだけで、会話がぐっとあたたかく、自然になります。冬休みや春休みのあとにも同じ表現がそのまま使えるので、長い休みのたびに練習のチャンスがやってきます。

スピーチを組み立てよう

ここまでの表現を組み合わせると、こんなスピーチが作れます。

Hello, everyone.(みなさん、こんにちは。) I went to the sea with my family.(家族と海に行きました。) I enjoyed swimming.(泳ぐのを楽しみました。) I ate shaved ice. It was delicious.(かき氷を食べました。おいしかったです。) My summer vacation was great. Thank you. (私の夏休みは最高でした。ありがとうございました。)

「だれと」を言いたいときはwith my family(家族と)/ with my friends(友だちと)を文の後ろにつけます。あいさつで始めてThank you.でしめる、スピーチの基本の型もいっしょに身につけましょう。

つまずきやすいところ

その1 goedと言ってしまう

「enjoyedがあるならgoedでは?」と考えたくなりますが、goの過去はwentという特別な形です。
went・ate・sawの3つは「変身組」として、そのまま覚えましょう。

その2 過去の話なのに元の形で言ってしまう

「I go to the sea.」と言うと「(ふだん)海に行きます」という意味になり、思い出話になりません。
すんだことを話すときは、動きの言葉を過去の形に変えます。

その3 It was 〜.のwasをisのままにしてしまう

「It is fun.」だと「(今)楽しいです」の意味です。思い出の感想はIt was fun.
「した文」と「感想文」の両方を過去の形にそろえましょう。

やってみよう

Q1 「私は夏祭りに行きました」を英語で言うと?

A I went to the summer festival.(goではなくwent)

Q2 「私はすいかを食べました」を英語で言うと?

A I ate watermelon.

Q3 「花火を見ました。きれいでした。」を2文の英語で言うと?

A I saw fireworks. It was beautiful.

Q4 友だちに「夏休みはどうだった?」と聞くには?

A How was your summer vacation?

まとめ

おうちの方へ

過去形は中学英語の大きな山のひとつですが、小学校段階では「went・ate・saw・enjoyed」を活用表としてではなく、思い出を話すためのフレーズのかたまりとして覚えるのがねらいです。夕食の時間に「今日はWhat did you do?」と聞いて、1文でも英語で答える遊びを続けると、過去の形が生活の中で自然に定着します。文法的な正確さより、「言えた!伝わった!」の体験を優先してあげてください。