6年 英語 英語できょかをもらおう

英語できょかをもらおう ── Can I ~? / May I ~? の使い方

「トイレに行ってもいい?」を英語で言うと「Can I go to the bathroom?」。この Can I 〜?(キャナイ)は「〜してもいい?」と、相手にきょかをもらう言い方です。教室・お店・友だちの家など、何かをする前にひと声かけたいときに、いつも使えます。使い方を順番に見ていきましょう。

Can I 〜? で「〜してもいい?」

「〜してもいい?」は、Can I のうしろに、したいこと(動きの言葉)を続けます。

Can I go to the bathroom?(トイレに行ってもいい?) Can I use your pen?(あなたのペンを使ってもいい?)

Can I 〜? は、自分が何かをする前に「していい?」と確認する言い方です。「できること(can)」の単元では「I can 〜(できる)」を習いましたが、ここでは can を文の先頭において、きょかをたずねる使い方をします。go(行く)、use(使う)、open(開ける)など、知っている言葉をつなげてみましょう。ひと声かけてから動くと、まわりの人と気持ちよくすごせます。

ていねいに言うなら May I 〜?

先生や、初めて会う大人など、ていねいに言いたい相手には May I 〜?(メイアイ)を使います。

言い方ていねいさ使う相手の例
Can I 〜?ふつう・友だち向け友だち・家ぞく
May I 〜?ていねい先生・お店の人・大人

意味はどちらも「〜してもいい?」ですが、May I 〜? のほうがていねいでかしこまった言い方になります。「May I come in?(入ってもいいですか?)」のように、あらたまった場面で使うと、感じよくひびきます。まずは Can I 〜? を基本に覚え、大人にていねいに言いたいときは May I 〜? に切りかえる、と考えると分かりやすいです。相手によって言い方を選べると、ぐっと大人っぽくなります。

Can you 〜?(おねがい)との違い

I(アイ)か you(ユー)かで、意味が大きく変わります。ここがいちばんの注意点です。

Can I open the window?(=自分が開けてもいい?) Can you open the window?(=あなたが開けてくれる?)

Can I 〜? は「自分がしてもいい?」ときょかをもらう言い方、Can you 〜? は「あなたがしてくれる?」と相手にたのむ言い方です。動くのが自分なら I、相手にお願いするなら you、と覚えましょう。「電話(phone)」の単元で習った May I speak to 〜? も、この May I の仲間です。I と you を入れかえるだけで意味が反対になるので、そこをしっかり区別することが大切です。

返事の仕方

きょかを求められたら、いいよ・だめだよを、やわらかく返しましょう。

Sure. / Of course.(いいよ。/もちろん。) Sorry, you can't now.(ごめん、今はだめなんだ。)

ゆるすときは「Sure.(いいよ)」「Of course.(もちろん)」と気持ちよく返します。ことわるときは、「Sorry(ごめんね)」を先につけて、理由を short にそえると、相手を傷つけずにすみます。ただ「No.」とだけ言うより、ひと言そえるほうがずっとやさしくひびきます。きょかを求めるのも、返すのも、おたがいを大切にする気持ちが伝わる、あたたかいやりとりです。

ものをわたすときは Here you are

「使ってもいい?」に「いいよ」と答えて、ものを手わたすときは Here you are(ヒアユーアー)が便利です。

A: Can I use your eraser?(消しゴム使ってもいい?) B: Sure. Here you are.(いいよ。はい、どうぞ。) A: Thank you.(ありがとう。)

「Here you are.」は、ものをわたしながら言う「はい、どうぞ」という決まり文句です。きょかをもらう→ゆるす→ものをわたす→お礼を言う、という一連のやりとりが、これでひとそろいになります。かしてもらったら「Thank you.」と、必ずお礼を言いましょう。短いあいさつのことばをそえるだけで、やりとりがぐっと気持ちよくなります。こうしたひと言は、英語だけでなく、ふだんの生活でも大切にしたいものです。

教室や外出で使ってみよう

Can I 〜? / May I 〜? は、学校でもお出かけ先でも大活やくします。

A: May I go to the nurse's office?(保健室に行ってもいいですか?) B: Sure. Take care.(いいですよ。お大事に。) A: Can I have some water?(お水をもらってもいい?)

先生には May I 〜?、友だちには Can I 〜?、と相手に合わせて使い分けると自然です。「Can I have 〜?」は「〜をもらってもいい?」と、ものをお願いするときにも使えます。お店で「Can I have this?(これをください)」のように言えると、買い物の場面でも役に立ちます。場面に合った言い方を少しずつ増やしていきましょう。

つまずきやすいところ

その1 I と you を取りちがえる

自分がするなら Can I 〜?、相手にたのむなら Can you 〜? です。
動くのはだれか、を考えて I か you を選びましょう。

その2 うしろの言葉の形を変えてしまう

Can I / May I のうしろは、そのままの形(go・use など)を使います。
「Can I goes」のように変えなくてだいじょうぶです。

その3 ことわるとき No だけで終える

「No.」だけだと少しきつく聞こえます。
「Sorry」や理由をそえると、やさしく伝わります。

やってみよう

Q1 「あなたのペンを使ってもいい?」を英語で言うと?

A Can I use your pen?

Q2 先生にていねいに「入ってもいいですか?」と言うには?

A May I come in?

Q3 「(あなたが)窓を開けてくれる?」を英語で言うと?

A Can you open the window?

Q4 きょかをゆるす返事を1つ英語で言うと?

A Sure.(または Of course.)

まとめ

おうちの方へ

Can I 〜? / May I 〜? は、相手への配りょがにじむ、コミュニケーションの土台となる表現です。中学英語でも許可・依頼として重要ですが、この段階では文法用語より「Can I 〜?」「May I 〜?」を実際の場面で口に出す練習が効果的です。特に Can I(自分がする)と Can you(相手にたのむ)の違いは、たくさんの例で感覚をつかむのが近道です。ご家庭では、「テレビを見てもいい?」「お水をもらってもいい?」を英語で言ってから行動する、という遊びが、そのまま練習になります。ことわる・ゆるすの返事もセットで練習すると、やりとりが自然に身につきます。「できること(can)」「電話」の記事とあわせて読むと、can・may の仲間の使い分けがよく分かります。また、ものをわたすときの Here you are.、お礼の Thank you. まで一続きで練習しておくと、実際の場面でとまどわずに使えます。言い方を丸暗記するのではなく、「だれに・どんな場面で使うか」を思いうかべながら口に出すと、記おくに残りやすくなります。