「私のあこがれの人はお父さんです。やさしくて、料理が得意です。」── こんな紹介を英語でできたら、すてきですね。カギは、人を指すHe(彼)/ She(彼女)と、得意を伝えるis good at。あこがれの人の魅力を、英語で伝える言い方を見ていきましょう。
まずは、だれを紹介するかを伝える言い方です。hero は「あこがれの人・すごいと思う人」という意味で使えます。
「This is 〜.」は、人を紹介するときの決まった言い方です。写真を見せながら「This is 〜.」と言うと、そのまま紹介の第一声になります。my father(父)、my mother(母)、my brother(兄・弟)、my friend(友だち)など、身近な人を入れかえて使えます。あこがれの人は、家族でも、友だちでも、有名人でもかまいません。大切なのは、「自分がすごいと思う気持ち」を伝えることです。だれを選んでも正解はないので、いちばん心にうかんだ人を思い出してみましょう。その人の顔を思いうかべると、紹介したいことが自然と出てきます。
一度紹介したあとは、名前をくり返さずに He(彼)や She(彼女)で受けます。ここがこの単元の大事なポイントです。
| 英語 | 意味 | 使うとき |
|---|---|---|
| He | 彼は | 男の人をさすとき |
| She | 彼女は | 女の人をさすとき |
男の人なら He、女の人なら She を使います。日本語では「その人は」と一言でよいのですが、英語では男女で言葉が変わります。「This is my father. He is kind.(父です。やさしいです。)」のように、2文目からは He / She で受けると、自然な英語になります。まちがえやすいので、紹介する人が男の人か女の人かを、はじめに意識しておきましょう。
「どんな人か」を伝えると、あこがれの理由が伝わります。性格や様子を表す言葉を覚えましょう。
| 英語 | 意味 |
|---|---|
| kind | やさしい |
| cool | かっこいい |
| funny | おもしろい |
| brave | 勇かんな |
| strong | 強い |
| smart | かしこい |
「He is kind.(彼はやさしい)」「She is cool.(彼女はかっこいい)」のように、He / She is + 性格の言葉で人がらを伝えられます。この is は「〜です」を表す言葉で、He・She のときは is を使います。性格の言葉をいくつか組み合わせて、「He is kind and funny.(やさしくて、おもしろい)」のように and でつなぐこともできます。
あこがれの理由といえば、「得意なこと」も外せません。得意を伝えるのが is good at です。
「is good at 〜」で「〜が得意だ」という意味になります。good は「じょうず」、at は「〜において」を表し、セットで「〜が得意」となります。at のあとには、soccer(サッカー)のような名前のほか、cooking(料理すること)・singing(歌うこと)のように、動きの言葉に ing をつけた形も入ります。「得意なこと」を伝えると、その人のすごさが具体的に伝わります。
ここまでの表現を組み合わせると、あこがれの人の紹介スピーチが作れます。
紹介(This is 〜)→ 人がら(He/She is 〜)→ 得意(is good at 〜)→ 気持ち(I want to be like 〜)という流れです。最後の「I want to be like her.(彼女のようになりたい)」は、あこがれの気持ちをしめくくる、すてきな一言です。like は「〜が好き」ではなく、ここでは「〜のような」という意味で使われています。同じ単語でも、使う場所で意味が変わるのは、英語のおもしろいところです。
自分だけでなく、友だちのあこがれの人も聞いてみましょう。おたがいの価値観が見えて、話がはずみます。
「Who is your hero?(あこがれの人はだれ?)」で、友だちのあこがれの人をたずねられます。「Why?(どうして?)」と重ねて聞くと、その人のどこがすごいのかまで分かって、話が深まります。同じ人でも、あこがれる理由は人それぞれ。おたがいの「すごいと思う気持ち」を英語で伝え合うのは、心のこもったやりとりになります。
男の人は He、女の人は She です。日本語にはない区別なので、まちがえやすいところです。
紹介する人が男か女かを、はじめに意識しておきましょう。
「He kind.」のように is がぬけるミスがよくあります。
He・She のときは「He is 〜.」と、is を忘れずに入れましょう。
「is good at swim」ではなく「is good at swimming」です。
動きの言葉は、at のあとでは ing の形にします。
Q1 「この人は私のあこがれの人です」を英語で言うと?
A This is my hero.
Q2 「彼はやさしいです」を英語で言うと?
A He is kind.
Q3 「彼女はサッカーが得意です」を英語で言うと?
A She is good at soccer.
Q4 「あこがれの人はだれ?」を英語で言うと?
A Who is your hero?
この単元は、三人称(He/She)と be動詞、be good at という中学英語につながる表現を、「あこがれの人」という心のこもった題材で学びます。文法の正確さより、「大切に思う人の魅力を、自分の言葉で伝えたい」という気持ちを育てることがねらいです。ご家庭では、「あなたのあこがれの人はだれ?」と聞いてみてください。その人のやさしさや得意なことを英語にしてあげると、そのまま紹介スピーチの材料になります。身近な人への尊敬を言葉にする経験は、英語の力とともに、豊かな心も育てます。