6年 英語 英語で将来の夢を語ろう

英語で将来の夢を語ろう ── want to beの「be」って何?

「先生になりたい」は英語で「I want to be a teacher.」。wantは「ほしい」のはずなのに、どうして「なりたい」になるのでしょう? カギをにぎるのは、まん中の小さなbe。卒業前の夢スピーチに向けて、このしくみを解き明かします。

I want to be 〜. ── 「なりたい」の言い方

将来の夢を伝える基本の文がこちらです。

I want to be a teacher.(私は先生になりたいです。) I want to be a soccer player.(私はサッカー選手になりたいです。)

分解してみると、want(ほしい・望む)+ to be(〜になること)。つまり「〜になることを望む」=「〜になりたい」という組み立てです。

beは「〜である・〜になる」を表す英語でいちばん基本の動詞で、am・is・areの仲間の元の形です。「I am a student.(私は学生です)」のamの正体がこのbe。「今はam、なりたい未来はbe」と対にすると、beの役割がイメージしやすくなります。

職業の英語を覚えよう

夢を語るには、職業の英語が必要です。よく出てくるものをまとめました。

英語読み方職業
teacherティーチャー先生
doctorドクター医者
nurseナース看護師
soccer playerサッカープレイヤーサッカー選手
singerシンガー歌手
scientistサイエンティスト科学者
vetベットじゅう医
game creatorゲームクリエイターゲームを作る人
police officerポリスオフィサー警察官
farmerファーマー農家

singer(歌う人)・teacher(教える人)・farmer(耕す人)のように、動きの言葉+er で「〜する人」になっている職業が多いことにも注目してみましょう。play+er=player(選手)も同じ仲間です。

aを忘れずに ── I want to be a vet.

職業を言うとき、職業名の前にはa(またはan)をつけます。

○ I want to be a vet. × I want to be vet.

英語では「数えられるものが1つ」のとき、aをつけるルールがあります。職業につくaは「(一人の)〜」という感じ。日本語にはないしくみなので忘れやすいのですが、「want to be a」までをひとかたまりとして口に覚えさせてしまうのがおすすめです。

ちなみに、astronaut(宇宙飛行士)のように母音の音(ア・イ・ウ・エ・オに近い音)で始まる職業には、aではなくanをつけて「an astronaut」と言います。

夢の理由を伝えよう

「なりたい」だけで終わらず、理由を足すとスピーチに説得力が生まれます。

I want to be a vet.(じゅう医になりたいです。) I like animals.(動物が好きだからです。) I want to be a teacher.(先生になりたいです。) I like children. I want to help people. (子どもが好きです。人の役に立ちたいです。)

理由の文は、これまでに習ったI like 〜.(〜が好き)I can 〜.(〜ができる)、そしてI want to 〜.(〜したい)で作れます。want to のあとに be 以外の動きの言葉を置くと、「helpしたい」「playしたい」のように「〜したい」全般が言えるようになります。

意味
want to be +職業〜になりたいI want to be a singer.
want to +動き〜したいI want to help animals.

夢をたずね合おう

友だちの夢を聞く言い方も覚えましょう。

A: What do you want to be?(何になりたい?) B: I want to be a game creator.(ゲームクリエイターになりたいな。) A: Why?(どうして?) B: I like video games. I want to make fun games. (ゲームが好きだから。楽しいゲームを作りたいんだ。)

「What do you want to be?」が夢のたずね方の決まり文句です。「Why?(どうして?)」と重ねて聞くと、会話が1往復で終わらず、深まっていきます。

友だちの夢を聞いたら、「That's a good dream!(すてきな夢だね!)」「Good luck!(がんばってね!)」と応援のひとことを返してあげましょう。おたがいの夢を知ると、クラスの友だちの新しい一面が見えてくるのも、この単元の楽しいところです。

夢スピーチを組み立てよう

卒業前の定番、夢スピーチの型はこちらです。

Hello, everyone.(みなさん、こんにちは。) I want to be a nurse.(私は看護師になりたいです。) I like helping people.(人を助けることが好きです。) I want to work at a hospital.(病院で働きたいです。) Thank you for listening.(聞いてくれてありがとうございました。)

夢(want to be)→ 理由(like)→ もう一歩くわしく(want to)→ おわりのあいさつという流れです。1文ずつはこれまでに習った形ばかり。6年間の英語の集大成として、自分の言葉で組み立ててみましょう。

つまずきやすいところ

その1 aをつけ忘れる

「I want to be teacher.」はいちばん多いミスです。
職業の前にはa(母音の音の前はan)。「want to be a」までをセットで覚えましょう。

その2 beをぬかしてしまう

「I want to a doctor.」のように、beが消えてしまうことがあります。
「なりたい」の意味を作っているのはbe。ぬくと「〜になる」の部分がなくなってしまいます。

その3 「したい」と「なりたい」の混同

「サッカーがしたい」は I want to play soccer、「サッカー選手になりたい」は I want to be a soccer player。
「したい」は動きの言葉、「なりたい」はbe+職業と使い分けましょう。

やってみよう

Q1 「私は医者になりたいです」を英語で言うと?

A I want to be a doctor.(aを忘れずに)

Q2 「何になりたい?」と友だちにたずねるには?

A What do you want to be?

Q3 「歌手になりたい。歌うことが好きだから。」を2文の英語で言うと?

A I want to be a singer. I like singing.

Q4 「サッカーがしたい」と「サッカー選手になりたい」。beを使うのはどちら?

A 「サッカー選手になりたい」(I want to be a soccer player.)。「したい」はwant to play。

まとめ

おうちの方へ

want to be は「be動詞の原形」という中学英語の核心に触れる表現ですが、この段階では文法用語を使わず、「want to be a ○○=○○になりたい」というかたまりで身につけるのがねらいです。お子さんの夢について「What do you want to be?」と聞いてみてください。夢がまだ決まっていない子には、「I want to be happy.(幸せになりたい)」のような答え方もあると伝えると、気楽に取り組めます。夢は変わってよいものなので、正解探しにならないよう楽しい雰囲気で。