4年 英語 英語で天気を言おう

英語で天気を言おう ── How's the weather?のitって何?

「今日は晴れ」を英語で言うと「It's sunny.」。でも、このitって、いったい何を指しているのでしょう? 天気の英語といっしょに、この小さななぞを解いていきましょう。天気の話は世界中どこでも会話のきっかけになる、便利な話題です。

天気を表す英語

まずは、天気を表す基本の単語です。天気予報のマークを思いうかべながら覚えましょう。

英語読み方天気
sunnyサニー晴れ
cloudyクラウディくもり
rainyレイニー
snowyスノウイ
windyウィンディ風が強い
hotホット暑い
coldコウルド寒い

よく見ると、sunny(晴れ)はsun(太陽)、rainy(雨の)はrain(雨)、snowy(雪の)はsnow(雪)から生まれた言葉です。「もとの単語+y」で「〜の天気だ」という形になっていることに気づくと、まとめて覚えやすくなります。

How's the weather? ── 天気のたずね方

天気を聞くときの決まり文句がこちらです。

A: How's the weather?(天気はどうですか?) B: It's sunny.(晴れです。)

How's は How is を短くした形で、「どんな様子?」という意味です。weather(ウェザー)が「天気」。答えるときは「It's + 天気の単語」の形を使います。

It's sunny.のitのひみつ

ここがこの単元でいちばん面白いところです。「It's sunny.」のitは、日本語に訳すと……実は訳しません

英語の文には、「だれが・何が」にあたる言葉(主語)を必ず置くというルールがあります。ところが「晴れです」という文には、「だれが」にあたるものが見当たりません。そこで英語では、意味はないけれど席だけうめる係としてitを置くのです。

覚え方のコツ

itは「天気の文の席とり係」とイメージしましょう。天気・時間・日付を言うときの英語の文では、意味のないitが主語の席にすわります。「It's rainy.(雨です)」「It's Monday.(月曜日です)」など、天気や日付の文はぜんぶこの形です。

だから「It's sunny.」を「それは晴れです」と訳す必要はありません。「晴れです」でじゅうぶんなのです。

天気に合わせて遊びにさそおう

教科書では、天気を聞いたあとに遊びにさそう会話がよく出てきます。

A: How's the weather?(天気はどう?) B: It's sunny. Let's play soccer!(晴れだよ。サッカーをしようよ!) A: Yes, let's!(うん、しよう!)

「Let's + 動き」で「〜しようよ」というさそい方になります。さそいに乗るときは「Yes, let's!」、乗れないときは「Sorry.(ごめんね)」と答えます。天気を聞いてから遊びを決める、という流れは実際の生活そのものなので、会話の練習がそのまま日常で使える英語になります。

天気さそい方の例意味
It's sunny.Let's play dodgeball!ドッジボールをしよう
It's rainy.Let's play cards!トランプをしよう
It's snowy.Let's make a snowman!雪だるまを作ろう

雨の日は家の中の遊び、晴れの日は外の遊びと、天気と遊びを組み合わせて言う練習をすると、この単元の表現がまとめて身につきます。

世界の天気を聞いてみよう

「How's the weather in ○○?」と場所をつけると、よその町や外国の天気もたずねられます。

A: How's the weather in Tokyo?(東京の天気はどう?) B: It's cloudy.(くもりだよ。) A: How's the weather in Sydney?(シドニーの天気はどう?) B: It's hot!(暑いよ!)

日本が冬のとき、南半球のオーストラリアは夏です。世界の天気を調べて英語で言い合うと、英語の練習をしながら世界の気候のちがいにも気づけて、一石二鳥です。ニュースの世界の天気コーナーやインターネットの天気予報を見れば、今日の世界各地の天気が分かるので、「ロンドンは?」「ハワイは?」とクイズのように出し合ってみましょう。同じ地球でも場所によって天気がまったくちがうことが、実感として分かってきます。

英語で天気日記をつけてみよう

天気の英語を確実に自分のものにする、とっておきの方法があります。それが「英語天気日記」です。やり方はかんたんで、カレンダーやノートに、その日の天気を英語で1行書くだけ。「Monday. It's sunny.」のように、曜日とセットで書くと、曜日の単元の復習にもなります。

1週間も続けると、sunnyやcloudyのつづりを見ないで書けるようになってきます。1か月続けたら、「今月はsunnyが何日あったかな?」と数えてみましょう。「Sunny days: 12」のように集計すると、算数の表とグラフの学習ともつながります。

書くのがむずかしければ、絵日記の天気マークのよこに英単語をそえるだけでも立派な練習です。毎日ほんの10秒の習慣が、単語を「見たことがある」から「使える」に変えてくれます。夏休みの自由研究として1か月分の天気を英語で記録し、月ごとの晴れ・雨の日数をグラフにまとめれば、りっぱな作品にもなります。

つまずきやすいところ

その1 itをぬかしてしまう

「Sunny.」と単語だけで答えても気持ちは伝わりますが、文としてはIt's sunny.が正しい形です。
天気の文は「It's〜」から始める、と口ぐせにしましょう。

その2 「それは」と訳そうとしてしまう

「It's rainy.」を「それは雨です」と訳すと、日本語として不自然になります。
天気のitは訳さない席とり係。「雨です」でOKです。

その3 hot・coldに'sをつけ忘れる

「It hot.」のように、isの部分がぬけてしまうミスがよくあります。
どの天気でもIt's(=It is)までがセットです。

やってみよう

Q1 「天気はどうですか?」を英語で言うと?

A How's the weather?

Q2 「雪です」を英語で言うと?

A It's snowy.

Q3 「It's sunny.」のitは、日本語で何と訳しますか。

A 訳さない。天気の文の主語の席をうめるための、意味のないitである。

Q4 晴れの日に「サッカーをしようよ!」とさそうには?

A Let's play soccer!

まとめ

おうちの方へ

天気のitは、中学英語で本格的に学ぶ「形式主語」の入り口ですが、この段階では理屈より「It's sunny.」を音のまとまりとして定着させることが大切です。朝の出がけに「How's the weather?」と聞く習慣をつくると、毎日1回の練習チャンスになります。天気予報を見ながら明日の天気を英語で予想し合うのも、楽しく続けられるのでおすすめです。予想が当たったら「Yes!」とハイタッチ、はずれても笑って次の日へ。ゲーム感覚の毎日のやりとりが、いちばんの上達の近道になります。