4年 英語 英語で電話をかけよう

英語で電話をかけよう ── Hello, this is ~.の言い方

電話に出て「もしもし、○○です」と名乗るとき、英語では「Hello, this is ○○.」と言います。相手の顔が見えない電話では、話し方に少しコツがあります。名乗り方、相手の呼び出し方、電話ならではのあいさつを、いっしょに覚えていきましょう。いざというとき役立つ、実用的な英語です。

Hello, this is ~. ── 電話で名乗る

電話をかけたり、出たりしたとき、まず自分の名前を伝えます。

Hello, this is Yui.(もしもし、ゆいです。) Hello, this is Ken speaking.(もしもし、ケンです。)

電話では、自分のことを I am ではなく「this is 〜」と言うのがふつうです。顔が見えないので、「(話しているのは)こちらは〜です」と伝えるイメージです。「this is Ken speaking」の speaking は「話しています」という意味で、より電話らしいていねいな言い方になります。ここは会って話すときとちがう、電話ならではのポイントです。まず「Hello, this is 自分の名前.」を、まるごと覚えてしまいましょう。ちなみに、相手がだれか分からないときは「Who's calling?(どちらさまですか?)」とたずねられます。電話は声だけのやりとりなので、まず名前をはっきり伝え合うことが、何より大切です。名乗りの一言があるだけで、そのあとの会話がぐっとスムーズになります。

相手を呼び出そう ── May I speak to ~?

話したい相手を電話口に呼んでもらうときの言い方です。

May I speak to Emma?(エマさんをおねがいできますか?) Is Tom there?(トムはいますか?)

「May I speak to ○○?」で「○○さんとお話しできますか?」と、ていねいに相手を呼び出せます。もっと気軽には「Is Tom there?(トムいる?)」とも言えます。May I 〜? は「〜してもよいですか?」というていねいなお願いの形。電話は相手が見えないぶん、ていねいな言葉づかいが大切なので、この形を覚えておくと安心です。May I 〜? は、電話だけでなく、お店やよその家など、いろいろなていねいな場面で使える便利な形です。ここで覚えておくと、これからいろんなところで役立ちます。相手を思いやるていねいな言葉は、英語でも日本語でも、人と気持ちよくつきあうための大切なマナーです。

電話を受けたときの受け答え

電話を受ける側の言い方も覚えましょう。呼び出しや、少し待ってもらうときに使います。

英語意味
Speaking.私です。(呼ばれた本人が)
Just a moment, please.少々お待ちください。
Hold on, please.切らずにお待ちください。
Sorry, wrong number.すみません、番号ちがいです。

「May I speak to Ken?」と言われて、自分がケンなら「Speaking.(私です)」と答えます。取りつぐときは「Just a moment, please.(少々お待ちを)」。知らない人からのかけまちがいには「Sorry, wrong number.(番号ちがいです)」と、おだやかに伝えます。どれも電話でよく使う決まり文句なので、セットで覚えておくと、あわてずに対応できます。とくに「Just a moment, please.」は、家族が取りついでくれるのを待ってもらうときに、とてもよく使います。すぐに答えられないときに、だまってしまわず、こうした一言が言えると、相手を不安にさせません。電話の受け答えは、知っているだけで心にゆとりが生まれます。

用件を伝えよう

名乗って相手が出たら、電話をかけた用件を伝えます。これまで習った表現がそのまま使えます。

Let's play soccer tomorrow.(明日サッカーしようよ。) Can you come to my house?(うちに来られる?) How are you?(元気?)

「Let's 〜.(〜しよう)」でさそったり、「Can you 〜?(〜できる?)」とたずねたり、用件は場面に合わせて伝えます。電話では相手の様子が見えないので、はっきりゆっくり話すのがコツです。用件が終わったら、最後に「Bye!(じゃあね)」「See you!(またね)」とあいさつして切ります。始まりと終わりのあいさつを忘れないのが、気持ちのよい電話のマナーです。

電話の会話をしてみよう

ここまでの表現を、ひとつの電話の場面としてつなげてみましょう。ペアで練習するのにぴったりです。

A: Hello, this is Sora.(もしもし、そらです。) B: Hi, Sora. This is Emma.(あら、そら。エマよ。) A: Can you come to the park?(公園に来られる?) B: Sure! See you soon.(いいよ!じゃあまたあとで。)

名乗り→あいさつ→用件→返事→むすびのあいさつ、という流れです。友だちと背中合わせにすわって、顔を見ずに話すと、本物の電話のような練習になります。相手が見えないぶん、声だけで気持ちを伝えるくふうが必要です。明るい声で話すと、電話ごしでも気持ちがよく伝わります。えがおで話すと、その明るさは声にのって、不思議と相手にも伝わるものです。顔が見えないからこそ、声のトーンを大切にしましょう。

つまずきやすいところ

その1 I am で名乗ってしまう

電話では「I am Ken.」ではなく「This is Ken.」と名乗るのがふつうです。
顔が見えない電話ならではの言い方、と覚えておきましょう。

その2 いきなり用件を言ってしまう

名乗る前に用件を言うと、相手はだれの電話か分かりません。
まず「Hello, this is 〜.」と名乗ってから、用件を伝えましょう。

その3 あいさつをせずに切ってしまう

用件がすんでも、だまって切るのは失礼です。
「Bye!」「See you!」と、むすびのあいさつをしてから切りましょう。

やってみよう

Q1 電話で「もしもし、ゆいです」を英語で言うと?

A Hello, this is Yui.

Q2 「エマさんをおねがいできますか?」を英語で言うと?

A May I speak to Emma?

Q3 呼ばれて「私です」と答えるには?

A Speaking.

Q4 「少々お待ちください」を英語で言うと?

A Just a moment, please.

まとめ

おうちの方へ

電話の英語は、顔が見えない相手に、声だけで正しく伝える練習になる、実用的な題材です。「this is」「May I speak to」といった電話ならではの表現は、決まり文句として覚えるのが効果的です。ご家庭では、背中合わせになって顔を見ずに話す「電話ごっこ」をすると、本物らしい練習になります。名乗る・あいさつする・用件を伝えるという流れは、電話マナーの学びにもなります。いざ外国の人から電話がかかってきても落ち着いて対応できるよう、遊びながら親しませてあげてください。