3年 英語 英語で学校の場所を言おう

英語で学校の場所を言おう ── 「〜室」はぜんぶ room ではない

音楽室は music room。では図書室は library room でしょうか。ちがいます、library だけです。体育館も gym room ではなく gym。同じ「〜室」なのに room がつくものとつかないものがあるのは、実はきちんとした理由があります。そこが分かると、覚える数がぐっと減ります。

room がつく場所と、つかない場所

学校の場所の英語でいちばんまようのが、うしろに room をつけるかどうかです。日本語では音楽室も図書室も同じ「室」なので、英語でも同じだろうと考えてしまいます。

見分け方は一つだけです。その場所を表す一語の英語がもうあるなら、room はいりません。ないときだけ、「何をする部屋か」+room で作ります。

日本語英語room がつくか
図書室libraryつかない(一語で足りる)
体育館gymつかない(一語で足りる)
保健室nurse's officeつかない(office を使う)
音楽室music roomつく
理科室science roomつく
図工室arts and crafts roomつく

library は「本を集めてある建物・部屋」をまるごと表す言葉です。だから room を足すと「本の部屋の部屋」になってしまいます。gym も同じで、gymnasium という長い言葉を短くしたものが gym です。

いっぽう music は「音楽」という教科や芸術そのものを指す言葉なので、それだけでは場所になりません。だから room を足して場所にします。science も同じ理由です。

「そこで何をするか」で作れる

music(音楽)+ room → music room science(理科)+ room → science room computer(コンピュータ)+ room → computer room library(図書室) → そのまま gym(体育館) → そのまま

この作り方を知っていると、習っていない部屋も自分で言えます。家庭科室なら cooking room、放送室なら broadcasting room。多少ぎこちなくても、相手にはちゃんと通じます。

教室まわりの言葉

いちばんよく使うのが classroom です。class(授業・クラス)と room がくっついて一語になっている点に注目してください。music room のように間があきません。

場所英語読み方の目安
教室classroomクラスルーム
職員室teachers' roomティーチャーズ ルーム
校長室principal's officeプリンシパルズ オフィス
ろうかhallwayホールウェイ
校庭playgroundプレイグラウンド
プールpoolプール

職員室と校長室には「'」がついています。これは「先生たちの部屋」「校長先生の部屋」という意味で、だれのものかを表す印です。3年生の段階では意味だけ知っておけば十分で、書き分けは後の学年で習います。

校庭を school ground と言ってしまう子が多いのですが、遊んだり走ったりする場所は playground です。ground だけだと「地面」になってしまいます。

This is our school. ── 案内する言い方

場所の名前を覚えたら、次はそれを文にします。3年生でいちばん出番が多いのは、指さしながら紹介する言い方です。

This is our school.(これがわたしたちの学校です) This is the music room.(ここが音楽室です) We have a big gym.(大きい体育館があります) I like the library.(わたしは図書室が好きです)

「ここが〜です」は This is 〜. の一つで足ります。ろうかを歩きながら、ドアを指さして順に言っていくだけで、校内案内になります。

「〜があります」は We have 〜. と言います。日本語の「ある」につられて There is 〜. を先に習おうとしなくて大丈夫です。自分たちの学校の話をするときは、We have のほうが自然でやさしい言い方です。

ひとこと足すと、案内らしくなる

This is the science room. We study science here. (ここは理科室です。ここで理科を勉強します) This is the gym. We play basketball here. (ここは体育館です。ここでバスケットボールをします)

コツは、2つ目の文をぜんぶ here で終えることです。here(ここで)を最後に置く形は変わらないので、まん中の動きの言葉を入れかえるだけで何室でも案内できます。

学校での学び方

授業では、校内の地図を使った活動がよく行われます。地図の部屋にカードを置いていく作業は、耳で聞いた音と場所が結びつくので、単語カードだけの暗記よりも記憶に残ります。

  1. 校内地図ならべ 白地図に music room などのカードを置いていく
  2. スリーヒントクイズ 「We sing here.」「We have a piano.」の2つのヒントから当てる
  3. 学校しょうかい動画づくり タブレットで撮りながら This is 〜. を言う
  4. 外国の学校とくらべる げた箱やプールのない国があることを知る

4つ目は社会科ともつながる活動です。日本の小学校にはあたりまえにあるプールや家庭科室が、国によってはないこともあります。「同じ学校でも中身がちがう」と気づくことが、外国語活動のねらいの一つです。

つまずきやすいところ

その1 なんでも room をつけてしまう

library room、gym room と言ってしまうまちがいです。
直し方は、「その部屋を表す一語をもう習っていないか」を先に思い出すこと。あるなら room はいりません。

その2 classroom を class room と分けてしまう

音は「クラス・ルーム」と切れて聞こえますが、書くときは一語でつなげます。
music room や science room は分けて書くので、classroom だけが例外だと覚えておくと混乱しません。

その3 保健室を health room と言ってしまう

意味は伝わりますが、英語ではnurse's office(看護の先生の部屋)と言うのがふつうです。
部屋を「そこにいる人」で呼ぶ言い方は、principal's office と同じ考え方です。

おうちでできること

家の中でそのまま練習できます。学校の部屋を言いかえるだけです。

This is my room.(ここがぼくの部屋です) We have a small kitchen.(小さい台所があります)

おうちの人が「じゃあ、うちの中を英語で案内して」と頼むだけで、This is 〜. と We have 〜. を何回も口に出すことになります。単語をあとから足していけるので、飽きたところでやめられるのも続けやすい点です。

まちがいをその場で直さないほうがうまくいきます。言い終わってから、おうちの人が正しい形でもう一度言ってあげれば、子どもは自然に聞き直します。

やってみよう

Q1 図書室を英語で言うと?

A library。room はつけません。一語でもう「本のある部屋」という意味だからです。

Q2 「ここが理科室です」を英語にすると?

A This is the science room. 指さしながら言えば、それだけで案内になります。

Q3 「大きい校庭があります」は?

A We have a big playground. 校庭は school ground ではなく playground です。

まとめ