3年 英語 英語で曜日を言おう

英語で曜日を言おう ── カレンダーの「Mon」「Tue」は、短くした名前

手帳やカレンダーを見ると、曜日のところに「Mon」「Tue」「Wed」のような、短い文字が書いてあることがあります。英語の曜日は Sunday・Monday・Tuesday……と、本当は長いことばです。でも、カレンダーの小さいマスには、長い名前をそのまま書くスペースがありません。そこで使われているのが、曜日を3文字に短くした形です。なぜ3文字なのか、どうして1文字や2文字ではだめなのか。その理由を、いっしょに考えてみましょう。

曜日の名前は、どれくらい長い?

まずは、7つの曜日の正式な名前と、その長さを見てみましょう。

曜日英語の正式名文字の数
日曜日Sunday6文字
月曜日Monday6文字
火曜日Tuesday7文字
水曜日Wednesday9文字
木曜日Thursday8文字
金曜日Friday6文字
土曜日Saturday8文字

いちばん短いものでも6文字、いちばん長いWednesdayは9文字もあります。ローマ字で書くと、九九の表のマスよりも長い名前が、7つ並ぶことになります。日本語の曜日はどうでしょうか。「月・火・水・木・金・土・日」は、どれも漢字1文字です。日本語の曜日が短いのは、漢字という1文字に意味をぎゅっとつめこめる文字を使っているからです。英語のアルファベットは、1文字に意味をつめこめないので、曜日の名前がどうしても長くなってしまうのです。

小さいマスには、長い名前が入らない

学校のカレンダーや、手帳の週間ページを思い出してください。曜日を書くマスは、たいてい小さいです。この小さいマスに、Wednesdayという9文字をそのまま書こうとすると、どうなるでしょうか。

カレンダーのマスの横はば = だいたい3〜4文字分 Wednesday の長さ     = 9文字  → 9文字は、マスからはみ出してしまう

字が小さくなりすぎて読みにくくなったり、マスからあふれて次の日のマスに入りこんでしまったりします。これでは、カレンダーとして使いにくいですね。そこで英語の国の人たちは、曜日の名前を短く省略した形を作りました。これが「Mon」「Tue」「Wed」のような3文字の略し方です。

3文字の略し方の一覧

7つの曜日を、3文字に短くした形がこちらです。

曜日正式な名前3文字の略し方
日曜日SundaySun
月曜日MondayMon
火曜日TuesdayTue
水曜日WednesdayWed
木曜日ThursdayThu
金曜日FridayFri
土曜日SaturdaySat

よく見ると、どの略し方も正式な名前のいちばん前の3文字をそのまま取っているだけです。Mondayの頭3文字はMon、Tuesdayの頭3文字はTueです。新しいつづりを考えたわけではなく、「長い名前の、前の部分だけを使う」というシンプルな工夫です。むずかしい規則を覚える必要はなく、正式な名前を知っていれば、略し方も自然に分かる仕組みになっています。

なぜ1文字や2文字ではだめなの?

「3文字も使わなくても、1文字だけで短くできそうだ」と思うかもしれません。それぞれの曜日の頭文字だけを並べてみましょう。

Sunday → S Monday → M Tuesday → T Wednesday → W Thursday → T Friday → F Saturday → S

頭文字だけを見ると、Tuesday と Thursday が、どちらも「T」になってしまいます。同じように、Sunday と Saturday も、どちらも「S」です。1文字だけでは、7つの曜日のうち4つが、ほかの曜日と区別できなくなってしまうのです。これでは、カレンダーに「T」と書いてあっても、火曜日なのか木曜日なのか分かりません。

では、2文字ならどうでしょうか。頭から2文字を取ると、Su・Mo・Tu・We・Th・Fr・Saとなり、実はこの2文字だけでも7つすべてを区別できます。ところが、2文字の略し方は、カレンダーや予定表の世界ではほとんど使われていません。3文字にそろえているのは、区別できるかどうかだけでなく、見た目のそろい方も大事にしているからです。すべての曜日が同じ3文字でそろっていると、表の中でどの曜日も同じ場所に目を置くことができ、ぱっと見たときに読みやすくなります。2文字だと区別はできても、どこか中途半ぱな印象になってしまうのです。

Tue と Thu ── 火曜日と木曜日の見分け方

3文字の略し方の中でも、とくに似ていて混同しやすいのが Tue(火曜日)と Thu(木曜日)です。どちらも T で始まるので、ぱっと見るとまちがえやすいのです。

Tue ← Tuesday(火曜日) 2文字目は u Thu ← Thursday(木曜日) 2文字目は h

見分けるポイントは2文字目です。Tue は2文字目が「u」、Thu は2文字目が「h」。「u」は丸みのある形、「h」はたてぼうのある形、と文字の形で覚える人もいます。もう一つの覚え方は、正式な名前とのつながりです。Tuesday の2文字目は u(Tu-esday)、Thursday の2文字目は h(Th-ursday)なので、正式な名前のつづりを思い出せれば、略し方もすぐに分かります。

Sun(日曜日)と sun(太陽)── 同じ形のふしぎ

もう一つ、おもしろい発見があります。日曜日の略し方「Sun」は、「太陽」という意味の単語「sun」と、まったく同じつづりです。

Sun(大文字S) = Sunday の略 = 日曜日 sun(小文字s) = ふつうの単語 = 太陽

これは、たまたまそうなったわけではありません。日曜日という曜日の名前は、もともと「太陽の日」という意味からついた名前だからです(この由来は、4年生の曜日の記事でくわしく学びます)。だから、日曜日を略したSunと、太陽を表すsunが、同じ形になるのは自然なことなのです。カレンダーの日曜日のマスに「Sun」と書いてあったら、それは天気の話ではなく曜日の略し方です。見かけたときに「あ、これは日曜日のSunだ」と気づけるようになりましょう。

予定表で3文字の略し方を使ってみる

3文字の略し方は、1週間の予定をまとめた表で、とても役に立ちます。例えば、今週の予定をこんな表にしてみましょう。

MonTueWedThuFriSatSun
サッカー読書習字サッカーそろばん家族と買い物休み

見出しが Monday・Tuesday……のままだったら、表の幅がずいぶん広くなってしまいます。Mon・Tue・Wed……と3文字にそろえることで、表全体がコンパクトになり、7日分がひと目で見わたせます。高学年になると時間割を英語で作る学習も出てきますが、そこでもこの3文字の略し方が、そのまま使われています。今のうちに略し方を知っておくと、あとの学年で見たときに「もう知っている形だ」と感じられます。

つまずきやすいところ

その1 Tue と Thu を取りちがえる

どちらも T で始まるため、ぱっと見てまちがえやすいです。
2文字目に注目しましょう。u なら火曜日(Tue)、h なら木曜日(Thu)です。

その2 Sun を「太陽」の意味だと思ってしまう

カレンダーの中に Sun と書いてあると、天気の話に見えてしまうことがあります。
カレンダーや予定表のマスの中にある Sun は、日曜日の略だと覚えておきましょう。

その3 4文字や5文字で略してしまう

「もっと分かりやすく」と思って、Mond・Tuesのように4文字にしてしまうことがあります。
曜日の略し方はかならず3文字です。そろえることで、表が読みやすくなります。

やってみよう

Q1 Wednesday(水曜日)を3文字で略すと?

A Wed。正式な名前の頭3文字をそのまま使います。

Q2 曜日の頭文字(1文字)だけで区別できないのは、どの2組?

A TuesdayとThursday(どちらもT)、SundayとSaturday(どちらもS)の2組です。

Q3 Tue と Thu を見分けるには、何文字目に注目すればいい?

A 2文字目。uなら火曜日、hなら木曜日です。

Q4 カレンダーに「Sun」と書いてあった。これは何の意味?

A 日曜日の略。太陽(sun)と同じつづりですが、ここでは曜日を表しています。

Q5 曜日の略し方は、正式な名前の何文字目までを使う?

A 頭から3文字目まで。7つの曜日すべて、この決まりで作られています。

まとめ

おうちの方へ

この記事のねらいは、曜日の略し方を単なる暗記ではなく「なぜその形になったのか」という理由から理解することです。1文字では区別できない曜日の組み合わせを実際に書き出して確認する作業は、曖昧さを許さない記号づけの考え方に触れる、ちょっとした論理の練習にもなっています。Sunday・Monday・Tuesdayという正式な名前そのものの読み方や由来は2年生・4年生の曜日の記事で扱っていますので、あわせてご覧いただくと理解が深まります。ご家庭では、実際にお使いの手帳やスマートフォンのカレンダーアプリを開いて、曜日がMon・Tue・Wedのように表示されているか確認してみると、学んだことがすぐに実生活につながります。5年生では時間割を英語で作る学習も出てきますので、ここでの略し方の理解は、その学習の土台になります。