2年 生活 ゆうびんを出してみよう

ゆうびんを出してみよう ── はがきが相手にとどくまでのふしぎ

ポストに入れたはがきは、だれが、どうやって相手の家までとどけてくれるのでしょうか。

はがきを書いてみよう

はがきは、切手をはるだけで送れる、うすい紙のお手紙です。書き方には、決まった場所があります。

はがきの書き方(うら・おもて) 【うら面】伝えたいこと・絵など自由に書く 【おもて面】 右上 … 切手をはる場所 まん中 … 相手の郵便番号・住所・名前 左下 … 自分の郵便番号・住所・名前

とくに大事なのが郵便番号です。数字だけで、日本中どの地域かが分かるようになっています。

相手の名前を書くときは、最後に「様」をつけます。自分の名前には「様」をつけないので、気をつけましょう。

ポストに入れてからのたび

書いたはがきをポストに入れると、そこから相手にとどくまでの長いたびが始まります。

はがきのたび ① ポストに入れる ② 郵便局の人が集める ③ 郵便局で消印をおす・仕分けする ④ 相手の地域に近い郵便局へ運ぶ ⑤ 配達の人が家までとどける

③の「仕分け」が、実はとても大事な作業です。

郵便局には、毎日たくさんのはがきや手紙が集まります。それを、書かれた郵便番号を見て、行き先ごとに分けていきます。今は機械が数字を読み取って、自動で仕分けをする仕組みもあります。

この仕分けのおかげで、日本中どこに住んでいても、はがきや手紙は正しい場所にとどくのです。

切手とお金のはたらき

はがきを出すには、切手をはる必要があります。なぜでしょうか。

切手のやくわり ・切手 = 「運んでくれるお金をはらいました」というしるし ・切手のねだんは、はがき・手紙の重さや大きさで変わる ・切手がない、または足りないと、とどかないことがある

切手は、集めて・運んで・配達してくれる人たちへの支はらいを表すしるしです。

郵便局の人が集めて、仕分けして、運んで、配達する。この一つ一つの仕事にお金がかかっています。切手を買うことで、そのお金をはらっていることになるのです。

もし切手をはらずにポストへ入れてしまったら、どうなるでしょうか。多くの場合、料金が足りないことが分かった時点で、送り主に戻されたり、受け取る人に不足分の支はらいを求められたりします。切手一まいが、仕組み全体をきちんと動かす大切な役目を持っているのです。

消印(けしいん)って何?

郵便局では、切手の上に丸いスタンプ(消印)をおします。
これは「この切手はもう使いました」という印です。
消印がないと、同じ切手をはがして何度も使われてしまうかもしれません。消印には、その郵便局の名前や日づけも入っているので、いつ・どこから出されたはがきかも分かります。

郵便局けんがくで見つけたいこと

実際に郵便局へ行くと、教科書だけでは分からないことがたくさん見えてきます。

見つけたいポイント ・大きなふくろに集められたはがき・手紙の量 ・仕分けのための機械や、番号を読み取るしくみ ・地域ごとに分けられた配達用のかご ・配達バイクや自転車の台数 ・窓口の人がどんな仕事をしているか

とくに、一日にどれくらいの数のはがきや手紙が集まるかを聞いてみましょう。町全体の人の数よりも、ずっと多い数に驚くはずです。

それだけ多くのはがきを、まちがえずに正しい場所へ届ける仕組みが、社会をささえているのです。

また、郵便局は手紙やはがきを送るだけでなく、荷物を送る宅配のサービスも行っています。おじいちゃん・おばあちゃんへ荷物を送ったことがある人は、その荷物にも「送り主」「あて先」「重さで決まる料金」があったことを思い出してみましょう。はがきと荷物は大きさこそちがいますが、正しい場所へ運ぶための仕組みは似ているのです。

やってみよう ── 実際にはがきを出す

この単元の一番よい学び方は、実際に自分ではがきを書いて出してみることです。

おすすめの体験 ① おじいちゃん・おばあちゃんに書く ② 友だちに書く ③ 自分の家あてに書く(自分にとどくのを待つ)

③の「自分あて」は特におすすめです。

自分で書いたはがきが、数日後に自分の家のポストに入っているのを見ると、「本当に仕組みが動いている」ことを実感できます。何日でとどいたかを記録するのも、楽しい観察になります。

世界とつながる郵便のしくみ

郵便は、日本の中だけでとどくものではありません。外国へ手紙やはがきを送ることもできます。

外国へ送るときにちがうところ ・国の名前を英語やローマ字で書く ・切手のねだんが日本国内より高くなる ・とどくまでの日数が長い(数日〜数週間) ・空港を通って飛行機で運ばれることが多い

外国への手紙も、基本の流れは変わりません。日本国内と同じように集めて・仕分けて・運んで・配達するのですが、そこに「国から国へわたす」という工程が一つ加わります。

世界中の国々が協力して、手紙が正しい国のさらに正しい住所までとどくように、共通のルールを決めています。日本から出したはがきが、遠い外国の人の手にとどく——それも、郵便という仕組みがあるからこそできることです。

外国の郵便局に着いたはがきは、その国の言葉で書かれた仕組みで、また仕分けされて配達されます。国はちがっても、「たくさんの手紙を正しく届ける」という目的と工夫は、どこの国でも共通しているのです。

身近な例では、海外旅行に行った家族や、外国に住む親せき・友だちから絵はがきが届くことがあります。切手のデザインや消印を見くらべると、国によるちがいを発見できて楽しい学びになります。

つまずきやすいところ

その1 切手をはる場所をまちがえる

切手は右上にはります。左下や真ん中にはってしまうと、機械が正しく読み取れないことがあります。

その2 郵便番号を書きわすれる

郵便番号がないと、仕分けに時間がかかったり、とどくのが遅れることがあります。相手も自分も郵便番号を書きましょう。

その3 メールと同じだと思ってしまう

すぐにとどくメールとちがい、はがきは人の手と時間をかけてとどけられます。その分、手書きの温かみが伝わります。

やってみよう

Q1 はがきの右上には何をはりますか。

A 切手です。運んでもらうお金をはらったしるしになります。

Q2 郵便局での「仕分け」とは何をすることですか。

A 郵便番号を見て、行き先ごとにはがき・手紙を分ける作業です。

Q3 消印は何のためにおされますか。

A 切手を使ったしるしを残し、同じ切手を何度も使えないようにするためです。

Q4 だれかにはがきを書いて、実際に出してみましょう。

A 自分あてに書くと、とどくまでの日数を実感できておすすめです。

まとめ

おうちの方へ

この単元は、実際にはがきを出す体験ができると理解が一気に深まります。近くのポストや郵便局へ一緒に行き、切手を買って投かんするところまで体験させてあげてください。
おじいちゃん・おばあちゃんなど、身近な人にあてて書くと、返事が来る楽しみもあり、続けて興味を持ちやすくなります。
「自分あてに書いて、とどくまでの日数を記録する」という体験は、仕組みの理解と算数の日数計算の両方につながる、おすすめの自由研究テーマです。
郵便局によっては、局内見学を受け付けているところもあります。事前に電話で確認してから訪ねてみるとよいでしょう。