小1「英語で数字を言おう」
この単元について
小学1年生の英語学習では、「数字」は最初に習う重要な語彙です。学校でも、英語活動の時間に「ワン、ツー、スリー」と数えるゲームが頻繁に登場します。このページでは、1から10までの数字の言い方、その背景にある文化や音の特徴、そして家庭での練習方法をくわしく説明します。
1〜10の数字:基本の音と形
英語で「1」から「10」まで言えることが、すべての英語学習の第一歩です。以下が基本です:
| 数字 | 英語 | 発音 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | one | ワン | 「ん」で切らずに「ウァン」に近い感じで |
| 2 | two | トゥー | 「トゥー」のように少し伸ばす。「ツー」ではない |
| 3 | three | スリー | 「th」の音が日本語にない。舌を軽く歯に当てて「ススリー」 |
| 4 | four | フォー | 「フォー」とはっきり。「フューア」に聞こえることも |
| 5 | five | ファイブ | 「ファ」と「イ」が大切。「イ」を短く |
| 6 | six | シックス | 「シックス」と言いきる。似た音に「five」があるので区別が大切 |
| 7 | seven | セブン | 「セ」と「ブ」を明確に。日本語のセブンに近い |
| 8 | eight | エイト | 「エイ」がポイント。「えーと」とも聞こえる |
| 9 | nine | ナイン | 「ナ」と「イ」を分ける。「nine」と「five」の区別が大事 |
| 10 | ten | テン | 「テ」と「ン」。短く、はっきり |
難しい音「th」について
「three(3)」と「thank you」の「th」は、日本語にない音です。小学生がつまずきやすいポイントなので、ここで詳しく説明します。
- 舌の位置:下の歯と上の歯の間に、舌の先端を軽く挟みます
- 息の出し方:歯の間から、かるく息を吹き出します。「す」や「さ」よりも奥から
- 練習方法:鏡を見ながら、舌が見えるぐらいの位置で「スーッ」と言ってみてください
最初は「スリー」のように「す」の音に変わることが多いですが、繰り返す中で自然と正しい音になります。家庭でも「three three」と何度も言わせるだけで、徐々に改善します。
五と九、六と八の区別
似ている音どうしは、特に区別が大切です:
- five(5)とnine(9):「ファイブ」と「ナイン」。最初の音を聞き分ける練習をします。「five, nine, five, nine」と交互に繰り返すゲーム
- six(6)とeight(8):「シックス」と「エイト」。やはり最初の音が重要。「six, eight, six, eight」と繰り返す
学校での学び方:アクティビティの例
小学1年生の英語の授業では、これらの数字をどのように習うのでしょうか。実例を紹介します。
1. 数字カードを使った活動
先生が「1」から「10」が書かれたカードを表示し、子どもたちが一緒に言います。最初は先生の後について。その後、子どもたちだけで言う練習をします。
- 先生が速く言ったり遅く言ったりして、スピードに合わせて言う
- 先生がカードを示さずに「five」と言ったら、子どもは手で「5」の形を作る
- 先生が数字を言ったら、その数だけ手をたたく
2. 指の数を使った活動(Finger Count)
手の指を使って「1本指」「2本指」...という具合に数え、その数字を英語で言う活動です。
- 先生が「Show me three」と言ったら、子どもは3本指を立てて「Three!」と言う
- 逆に、先生が指を立てたら、子どもがその数字を英語で言う
3. リズムを使った数字ゲーム
「1, 2, 3...」と手をたたきながら数を数え、指定された数字(例えば「5」)に来たら「Jump!」と言ってジャンプするゲームなど、からだ全体を使った活動が人気です。
4. 数字探しゲーム(Number Hunt)
教室に1〜10の数字が書かれたカードを隠しておき、子どもたちが見つけたら「Here is three!」と英語で言うゲーム。探す楽しさ+数字の復習が同時にできます。
つまずきやすいポイント
1. 「1」「2」の区別が難しい
「ワン」と「トゥー」は最初、子どもには似たように聞こえることがあります。
- 対策:「ワン・ワン」(犬の鳴き声)、「トゥー・トゥー」(鳥の鳴き声)と、イメージと一緒に覚えると効果的です
2. 「6」が「5」に聞こえる
「six」と「five」の最初の音が、耳慣れないと区別しづらいです。
- 対策:「シックス=シス・シス」(2回言う)、「ファイブ=ファ」(1回)と、音の長さで区別する工夫も有効
3. 「8」の「th」を「f」と言ってしまう
「eight」の「eigh」を「f」で代用する間違いが起きることもあります。
- 対策:「エイ・ト」と分けて言い、「ト」をはっきり発音する練習
4. 9と10をまとめて言ってしまう
「ナイ・テン」が「ナイテン」と聞こえることも。
- 対策:「ナイン」と「テン」を分けて、少しポーズを入れて言う
家庭での練習方法
1. 毎日の「数字タイム」(5分)
朝ご飯の時、帰宅後など、決まった時間に親子で数字を言う習慣をつけます。
- 親が「One」と言ったら、子どもが「Two」と続ける(交互に数える)
- 親が「Three」と言ったら、子どもが3本指を立てて「Three!」と言う
- 子どもに数字をランダムに言わせ、親が手をたたく数で合っているか確認
2. YouTube や英語教材の活用
子ども向けの英語チャンネルで「Numbers Song」(数字の歌)を探し、繰り返し聞かせることも有効です。
- メロディーに乗せて歌うことで、音が耳に残りやすくなります
- ネイティブスピーカーの発音をそのまま聞けるのが強み
3. おもちゃや日常の物を使った練習
- ブロックを1個、2個...と並べながら数字を言う
- 階段を上りながら「One, two, three...」と数える
- おもちゃを「How many?」と聞いて、子どもが「Five!」と答える
4. 家族みんなで数字ゲーム
じゃんけんをするときに「Rock, paper, scissors, one, two, three!」と英語で言う、といった工夫も。日常の中に自然に英語を組み込めます。
5. 親が一緒に学ぶ
親が完璧な発音を心配する必要はありません。子どもと一緒に「ワンってどう言うんだっけ?」と学ぶ姿勢が、子どもの学習意欲を引き出します。
発音練習のコツ
リスニング > スピーキング
最初の段階では、「聞く」ことを優先します。正しい音を何度も聞くことで、脳が自然と音のパターンを学習し、やがて自分で言えるようになります。
繰り返しが力
1日1回より、週7回のほうが効果的。少しでもいいから毎日触れることが大切です。
褒める
「良い発音だね」と褒めることで、子どもは学習を続ける動機づけになります。完璧を目指さず、「頑張ってる」ことを認める声かけが重要です。
他教科との結びつき
算数との連携
小1の算数では「1から10までの数」を学びます。英語で数字が言えると、その同じ数える概念を言語で二重に学べることになり、より深い理解につながります。
図工・体育との連携
「Jump 5 times!」(5回ジャンプして)や「Draw 3 circles」(3つの丸を描いて)といった指示を英語で聞くことで、数字と行動が結びつき、記憶に残りやすくなります。
まとめ
小学1年生が英語で数字を言えるようになることは、単なる語彙習得ではなく、英語の音体系に耳が慣れ始める大切なステップです。
- 最初は「正確さ」より「繰り返す」ことが大事
- 家庭での毎日の練習が、学校での学習を支える
- 親も一緒に学ぶ姿勢を見せることが、子どもの学習意欲をを高める
- ゲーム感覚で、遊びの中に英語を取り込む
このページで紹介した活動やコツを参考に、楽しみながら数字の言い方を身につけていってください。完璧を目指さず、「今週より来週」「先月より今月」という少しずつの成長を大切にすることが、英語学習を続けるコツです。